2015年7月5日日曜日

正興聞No.02日本語版

以前紹介したアツイ街、正興街

この街が一丸となって作った本『正興聞』No.02の、なんと、日本語版ができたんです!

いやー、びっくり。
ただでさえローカル過ぎる小さな街の本なのに、それの日本語版って!

なんせそんなローカル本だから部数が少なく、このあいだ台南から観光PRに来ていた台南市政府観光旅遊局が日本語版を持ってきてたけど関係者に配る分のみでした。残念。。。

私は事前にお願いして購入し、市政府の人に持って来てもらいました(オイオイ)

べっぴん三人大合体(合体?)


そもそもなんでこんなローカル本を作っているのかと言うと。
巻頭の「編集長の言葉」から要約すると、正興街では数年前から街全体で協力してイベントを行っていて、でもいくら小さな街のイベントとはいえ開催するにはクリアしなきゃいけない諸々の問題があり、そしてやはりお金もかかるしで、じゃあ街全体で本を作ってその売上を街のために使おうじゃないか!という「自主的に町内で」精神から作られたのであります。
アツイ、アツイよ!

No.01は10ページだけのもので、表紙も日本の某有名雑誌のオマージュ(ええように言うといたよ)で、それがなんと1週間で500部も売れたらしい!すごい!
今回のNo.02はなんと62ページもあります。頑張らはりましたなぁ(※頑張られましたねぇ)


No.02の特集は、このインパクト大な表紙のべっぴん3人による「台所打明けスペシャル おふくろの裏技」です。

緑のワンピースをお召しの泰成水果店おかみさんによる「本格揚げ団子」。
花がらジャケットが眩しいN23度工夫茶オーナーさんのお母さん姉妹による「もち米腸詰め」。
カジュアルで若々しい豐發黑輪おかみさんによる「ごま油風味の豚角煮」。

お料理を作る時のこととか、そのお料理にまつわる思い出などの読み物になってます。
料理名聞くだけでもヨダレ出てくるのに、これを読むと更に食べたくなってたまりません。


この特集以外にも、正興街のお店紹介だとか、過去におこなったイベントのことなどなど。
ダサいただの町内会報誌なんかじゃありません。
立派に本です。読み物です。ユーモアに溢れ、とにかく、これを読むと正興街のことが気になって気になってたまらなくなると思います。


日本語版は1冊85元。中国語版は1冊65元ですがどうやら在庫がもうほとんどないようです。増刷もしません!今あるだけ!(コチラ参照
台湾での日本語版取り扱い店はコチラを、中国語版販売店はコチラをご覧ください。

いちおうこの先、日本には京都・新潟・直島・東京・北海道にやってくるみたいですが、今回の大阪のようにイベントで関係者だけに配られるだけかもしれません。
基本的に台湾での販売になるので、どーしても手に入れたい!!でも台湾行く機会ない!という人は、入手できるという確約はありませんが、編集長をつとめる彩虹來了さんに一度問い合わせてみてください。できれば中国語か英語でね。



7/2~8/31まで正興街やその周辺のお店が香港のアーティストPeter Wong W.W さんと組んでイベントを行っています。


21店舗で合計150もの作品が展示されてるだけでなく、今週末と来週末には講座やワークショップ的なことも行われるそうです。
期間中台南へ遊びに行かれる方はぜひのぞいてみてね。


いやもうほんとに、この街の団結力、企画力には脱帽。



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